コーヒーの由来と抽出方法の種類

毎日コーヒーを飲んでいる方も、知っているようで知らないコーヒーの歴史や種類。

今回は、コーヒーの由来と抽出方法の種類をサクッと紹介します。

コーヒー好きの方や自分でコーヒを淹れる方なら、知っておいて損はない情報ですので、是非ご一読ください。

目次

コーヒーの由来

一般的には、コーヒーの起源はエチオピアのカッファ地方とされています。

ある羊飼いが、羊が食べたある種類のツルの実を口にし元気になったことがきっかけで、その実を自分も食べてみたところ覚醒し、活力が出たということからコーヒーの発見が始まったとされています。

その後、アラビア半島のヤフーリ地方で、コーヒーが栽培されるようになり、やがてコーヒーはアラブ地域で広く知られ、飲まれるようになりました。

のちにアラブ商人たちがコーヒーをヨーロッパにもたらし、17世紀にはイタリアで最初のコーヒーハウスが開かれ、欧州でのコーヒーの普及が始まったそうです。

現在は、中南米や欧州、アジアなどを中心に世界中でコーヒーが栽培されています。

抽出方法の種類

コーヒーの淹れ方には実にさまざまな種類があります。

日本でなじみ深いドリップ式から、エスプレッソ式までその特徴を紹介します。

ドリップ式

ドリップ式は、最も一般的なコーヒーの淹れ方の一つで、簡単に手軽に淹れることができます。

コーヒー豆を粉砕し、専用のフィルターにセットしてお湯を注ぐだけで淹れることができます。

豆の焙煎度合いや挽き具合によって、味わいを調整することができます。

家で淹れるコーヒーの中で、最もポピュラーな淹れ方です。

同じドリップ式でも、紙のフィルターを使うペーパードリップと布のフィルターを使うネルドリップがあります。

ペーパードリップ

ペーパードリップは、紙のコーヒーフィルターを使って、お湯を注いでコーヒーを抽出する方法です。

豆を中程度から細かく挽き、フィルターにセットしてお湯を注いで抽出します。

ペーパードリップの最大の特徴は、コーヒーがスッキリとした味わいに仕上がることです。

ペーパードリップでのコーヒーの淹れ方は、下記の記事でまとめています。

ネルドリップ

ネルドリップは、ペーパードリップと同じようにコーヒーを抽出する方法ですが、布製のフィルターを使う点が異なります。

ネルドリップの最大の特徴は、コーヒーの油分や粉末の微粒子がフィルターによって取り除かれにくいため、ペーパードリップよりも濃厚な味わいに仕上がることです。

布フィルターを洗うことで、環境にも優しいエコな方法としても知られています。

フレンチプレス式

フレンチプレス式は、手軽に淹れることができる方法の一つで、コーヒー豆を水に漬け込んでフィルターを使わずに抽出します。

抽出時間を調整することで、香りや味わいを調整することができます。

フレンチプレスで淹れたコーヒーは、液面にうっすらとコーヒーオイルが浮き、豆の旨味が凝縮されます。

コーヒー通にはおすすめの淹れ方です。

エアロプレス式

エアロプレス式は、手軽に濃厚なコーヒーを淹れることができる方法の一つです。

エアロプレスと呼ばれる専用の器具を使用し、コーヒー豆を細かく挽いたものを専用のフィルターに入れ、軽くプレスしながらお湯を注ぎます。

注いだお湯を押し出すように圧力をかけることで、濃厚なコーヒーを抽出します。

豆の挽き具合やお湯の量を調整することで、味わいを調整することができます。

ドリップ式とは異なりますが、コツを掴めば自宅でも比較的簡単においしく楽しむことができます。

北欧を中心に人気のある淹れ方で、時間や技術がなくても手で押すだけで美味しいコーヒーを味わうことができます。

サイフォン式

サイフォン式は、美味しいコーヒーを手軽に淹れることができる方法の一つです。

コーヒー豆とお湯を分離した二つの容器を使用します。

専用の器具を使用し、加熱しながら水を豆に注ぐことで、コーヒーを抽出します。

抽出時間を守れば、香り高いコーヒーが味わえ、慣れると意外と簡単にいつも同じ味わいのコーヒーが楽しめます。

化学実験のようなフラスコとアルコールランプを使うので、幻想的で見ても楽しめる抽出方法のひとつです。

サイフォンコーヒーの淹れ方を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

水出しコーヒー式

水出しコーヒー式は、豆と水を合わせたまま冷蔵庫で抽出する方法で、まろやかでやわらかい味わいが得られます。

通常は粗く挽いた豆を使用し、水と豆を1:8から1:12の割合で混ぜ合わせ、冷蔵庫で12時間から24時間程度寝かせます。

その後、フィルターやコーヒープレスで濾すことで、コーヒーを完成させます。

濾す前に、砂糖やミルクなどを加えることもできます。

水出しコーヒーはコールドブリュー」とも呼ばれ、水を使って数時間かけてゆっくり抽出するのが特徴です。

初心者でも簡単にチャレンジでき、風味もマイルドに仕上がるので、コーヒーの入門としてもオススメです。

ドリップやサイフォン式よりも酸化しにくく、マイルドな味わいを長くキープできるのも特徴です。

水出しコーヒーの作り方は、下記の記事を参考にしてください。

エスプレッソ式

エスプレッソ式は、短い時間で濃厚なコーヒーを淹れることができます。

専用のエスプレッソマシンを使用し、高温のお湯を高圧で豆に注入することで、コーヒーを抽出します。

豆の挽き具合や圧力の調整によって、味わいを調整することができます。

世界的な人気を誇るイタリア生まれの抽出方法で、普通のコーヒーカップの半分ほどの大きさのカップで供されるため、デミタスとも呼ばれます。

エスプレッソマシンのほか、エスプレッソ用の極細豆を挽くグラインダーも必要となります。

カプチーノやカフェラテ、マキアートなどのアレンジコーヒーもエスプレッソがベースとなっています。

エスプレッソは、他の抽出方法とは一線をかくす濃厚な味が世界中で親しまれています。

まとめ

今回は、知っているようで知らないコーヒーの豆知識を紹介しました。

このブログでは、それぞれの豆の選び方や豆の挽き方、具体的な抽出方法も紹介していますので、是非あわせてご覧ください。

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