コーヒーを買うときに知っておきたい銘柄14選とその特徴

コーヒー豆の保存方法

コーヒーを買う際に、ついつい前回と同じ銘柄のものを購入したり、ショップおすすめの豆に手が伸びてしまうということはありませんか?

もちろんそれはそれで間違いではありませんが、銘柄の特徴を理解して、あえていつもと違う豆を選んでみるのもコーヒーライフの楽しみのひとつです。

今回の記事では、日本で販売されている代表的なコーヒー銘柄と、それぞれの特徴を紹介します。

聞いたことはあるけど、特徴がよくわからないという方や、いつも飲んでいる銘柄の特徴を知りたいという方は、是非最後までご覧ください。

目次

コーヒーの主な生産国

コーヒーの主な生産国

コーヒーは、主にコーヒーベルトと呼ばれる熱帯地域で栽培されています。

この地域には温暖で湿潤な気候と標高の高い山々があり、コーヒーの栽培に適した地域とされています。

主要なコーヒー生産国のほとんどがこのコーヒベルトに属しており、ブラジル、コロンビア、ベトナム、インド、エチオピア、インドネシア、ウガンダ、メキシコ、ホンジュラス、グアテマラなどが有名です。

コーヒーベルトとは

コーヒーベルトは、世界の熱帯地域にあるコーヒーの栽培地帯のことを指します。北回帰線と南回帰線の間の地域にあり、大まかには赤道周辺から南北に約30度の範囲にまたがっています。

代表的な銘柄とそれぞれの特徴

コーヒーの代表銘柄

コーヒーの銘柄は、生産国や地名がそのまま使われている場合もあれば、独自のブランド名や商標名を使用する場合もあります。

ここでは、日本でも有名な代表銘柄14つと、それぞれの特徴を紹介します。

同じ生産国の豆であっても、精製方法や焙煎度合い、ブレンドの配合比率によってテイストは異なります。
酸味や苦味などテイストに関する特徴は、ひとつの目安としてお考えください。

ブラジル

世界最大のコーヒー生産国で、豊富な量とリーズナブルな価格が特徴です。

ブラジル産のコーヒーは、全般的にコクがあり、しっかりとした味わいがあります。

また、中程度の酸味と柔らかい口当たりも特徴的です。

多くはブレンド用として使われますが、スペシャルティコーヒーとしても評価が高い品種もあります。

酸味
苦味

モカ

豆の形状が細長く、苦味は控えめで、フルーティーな風味が特徴的です。

モカはエチオピアのモカという港町に由来する名称であり、現在では他の産地でも同様の味わいを持つコーヒーが生産されています。

酸味
苦味

キリマンジャロ

キリマンジャロのコーヒーは、一般的には酸味が強めで、フルーティーな香りや風味を持っていることが特徴です。

また、軽やかで上品な味わいがあります。

品種によっては、フローラルな香りや風味が感じられることもあります。

酸味
苦味

コロンビア

コロンビアは、世界的に有名なコーヒー国のひとつで、甘みと酸味のバランスがとれたまろやかで豊かな風味が特徴です。

高地で栽培されたコーヒー豆は、ボディがしっかりしており、コクがあります。

酸味
苦味

グアテマラ

中米のコーヒー生産国のひとつで、豊かな酸味とバランスの良い味わいが特徴です。

口当たりは軽く、甘い香りもあります。

複数の地域で生産されるため、それぞれの地域によって風味が異なることがあります。

酸味
苦味

マンデリン

インドネシアのスマトラ島で生産される品種で、濃厚なコクと低い酸味が特徴的なコーヒーです。

しっかりとしたボディと、チョコレートのような風味もあります。

酸味
苦味

コナ

ハワイ島のコナ地区で生産される高級なコーヒーです。

穏やかな酸味と濃厚で豊かな風味が特徴で、滑らかでまろやかな口当たりが楽しめます。

海抜700〜1500mの標高の高い山岳地帯で栽培され、地域特有の気候や土壌条件が風味に大きな影響を与えているといわれています。

酸味
苦味

ブルーマウンテン

ジャマイカ原産の品種で、豊かな風味と酸味のバランスが良く、香り高く滑らかな口当たりが特徴的です。

酸味
苦味

エメラルドマウンテン

エチオピア原産のコーヒーの品種のひとつで、中でもジャワ島やハワイ島で栽培されるものが有名です。フルーティーで芳醇な風味と、穏やかな酸味が特徴で、非常に豊かな味わいを楽しめます。

酸味
苦味

ルビーマウンテン

ルビーマウンテンは、アフリカのルワンダで生産される高級コーヒーで、フルーティーで芳醇な香りがあります。

口当たりは軽めで、柔らかな酸味があります。

精密な手摘みと選別の工程を経ているため、品質が非常に高いとされています。

酸味
苦味

クリスタルマウンテン

クリスタルマウンテンは、アフリカのタンザニアで生産される高品質なアラビカ種コーヒーで、ジャスミンのような香りが特徴的です。

甘みがあり、軽い酸味と滑らかな口当たりが楽しめます。

酸味
苦味

ゲイシャ

パナマやコロンビアなどで栽培されている希少なコーヒー豆で、フローラルでジャスミンのような香りがあります。

酸味が強く、コーヒーラバーから高い評価を得ています。

酸味
苦味

モカ・イルガチャフェ

エチオピア南部のイルガチャフェ地域で生産されるコーヒーで、繊細でフルーティーな香りが特徴です。

口当たりは軽く、柔らかな酸味とフルーティーな風味が楽しめます。

酸味
苦味

モカ・マタリ

インドネシアのスマトラ島で生産されるコーヒーで、重厚なコクが特徴的な味わいです。

甘みがあり、チョコレートやスパイスのような風味も感じられ、強い味わいが好きな人に向いています。

酸味
苦味

生産エリアによる味の傾向

ここまで紹介した代表銘柄を、酸味と苦味のテイストバランスでマッピングすると以下のとおりです。

今回紹介した銘柄は、アフリカや中南米のもが多いため、全体的に真ん中から右寄り(酸味が強め)の傾向になりましたが、生産エリアによってもある程度傾向を知ることができます。

もちろん焙煎度合いによっても異なりますので一概には言えませんが、中挽き程度で挽いた場合の傾向として参考にしてください。

スクロールできます
アフリカモカやゲイシャなどアフリカ産のコーヒーは、芳醇な香りとキレのある酸味が特徴な品種が多い傾向があります。
中米グアテマラなど中米産のコーヒーはフルーティーで、柑橘類のようなキレやスッキリした味わいを楽しむことができます。
南米ブラジルやコロンビアなど南米産のコーヒーは、酸味と甘味のバランスがとれたものが多い傾向があります。同じ南米産の豆でも、コロンビア産の方が酸味を感じやすいのも特徴です。
アジアインドネシアなどアジア産のコーヒーは、コクがあり重厚感のあるボディが特徴です。特に有名なマンデリンは、とても力強い味わいがあります。
生産エリアによる味の傾向

まとめ

今回は、代表的なコーヒー銘柄とそれぞれの特徴を紹介しました。

せっかくのコーヒータイムも、味がマンネリ化してくると面白みに欠けるところがあります。

自分好みのテイストを心ゆくまで楽しむのも醍醐味ですが、新しい味にチャレンジするのも刺激があって楽しいものです。

ここ数年、自宅でコーヒーを楽しむ人は増加傾向で、今後もますますコーヒー需要が高まるといわれています。

コーヒーのある暮らしが、より多くの人の日常になる日も近いのかも知れません。

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