自宅でカフェモカやカプチーノなんて敷居が高いと思っていませんか?
専用マシンの購入などそれなりの初期投資は必要ですが、お店に足を運ぶことを考えれば、ランニングコストはかなりお得ともいえます。
作業も面倒で難しそうと思われがちですが、殆どはマシンがやってくれるので、慣れてしまえば10分ほどで作ることができます。
この記事では、専用マシンを使って自宅でカフェモカやカプチーノを作る手順を紹介します。
人気のコーヒーマシンデロンギ社製デディカの使い方も徹底解説します。
作り方のコツさえマスターすれば、初心者でもおいしいカフェモカやカプチーノを作ることができます。
コーヒー好きの方やおうち時間を楽しみたい方は必見です。
必要な道具を準備しよう

自宅でエスプレッソやカプチーノを作るためには、グラインダーとエスプレッソマシンが必要です。
それぞれの役割と特徴を紹介します。
グラインダー
グラインダーとは、コーヒー豆を挽く機械のことです。
コーヒー豆を買ってきて豆を挽いたことがある方はご存知だと思いますが、その際に使用するのがグラインダーです。
ミルと呼ばれることもありますが、コーヒー豆を挽くという意味では同じものです。
ミルには粉砕する、カットするなど意味があり、物を細かくするツールのことです。
一方のグラインダーは、すり潰す、研ぐという意味なので、どちらかと言えばミルの方が広い意味で使われています。
エスプレッソやカプチーノを作る場合は、より細かく豆を挽く必要があるので、その場合は専用のグラインダーを選ぶようにしましょう。
参考までに今回使用するグラインダーは、デロンギのデディカシリーズのグラインダーです。
シルバーの高級感がある外観と、見やすいディスプレイでとても使いやすい製品です。
極細挽きから中挽き、粗挽きのワイドレンジに対応しており、ドリップコーヒーもそうですが、エスプレッソやカプチーノ用の豆を挽くことができます。
もちろん使い方もとても簡単なので、初心者でも安心です。
2万円台前半から購入できるので、初めてコーヒー豆を挽いてみるという方にも最適です。
エスプレッソマシン
エスプレッソマシンは、エスプレッソ用に細かく挽いたコーヒー豆を、高いポンプ圧をかけて抽出するマシンのことです。
エスプレッソの詳細については、下記の記事をご覧ください。

豆を挽く工程から抽出までを一台で行うグラインダー一体型の全自動タイプもありますが、作る工程を楽しみたい方はグラインダーとエスプレッソマシンを別々に用意することをおすすめします。
エスプレッソマシンもたくさんのメーカーからさまざまな製品がラインナップされていますが、できればグラインダーと同じメーカーのものをおすすめします。
その方が使い勝手が向上し、不要なものを購入する必要もなくなります。
デロンギのデディカシリーズでおすすめなのが、EC680BKという製品です。
3万円台で購入でき、自宅で本格的なエスプレッソを淹れることができます。
スタイリッシュで、デザイン性の高いポンプ式エスプレッソマシンに仕上がっています。
家庭用のエスプレッソマシンを検討中の方には、おすすめの一台です。
エスプレッソ用の豆を挽いてみよう

ここでは、デロンギのグラインダーを使って、実際にエスプレッソ用の豆を挽く手順をご紹介します。
上部のホッパーにエスプレッソ用の豆を入れます。
今回使うのはエスプレッソ専用の豆です。
エスプレッソは深煎り豆を使いますが、迷ったらお店の人にエスプレッソにオススメの豆を教えてもらいましょう。
もしお店に買いに行く時間がない場合は、ネットで購入しても良いと思います。
今回使用するのは、カルディのエスプレッソ豆です
エスプレッソに最適な深煎りの豆で、味もさることながら200gの少量から購入できるので豆の長期保管による品質劣化を防ぐことができるのでとても重宝します。
価格も手頃で、はじめてエスプレッソやカプチーノを淹れる方には最適のコーヒー豆です。
深煎り豆は焙煎時間が長く、苦味やコクが増すといわれています。
液晶のディスプレイはとてもわかりやすく見やすいです。
上部の数字とカップのマークが杯数表示です。
中央のアイコンが、左から、ホルダースタンド、ホッパー、コンテナが装着されると点灯します。
点灯しない場合はしっかりセットされていないので、再度確認しましょう。
今回はフィルターホルダー(エスプレッソマシンに装着する抽出容器)を使用しますので、左のホルダースタンドマークと中央のホッパー(豆入れ)が点灯していればOKです。
下段は豆量設定のレベルです。左から少なめ、普通、多めとなっており、豆量調節ボタン(豆のマーク)で切替ができます。
標準量が何となく少ない感じがするので、豆量は多めに設定しておいて問題ないでしょう。
以上で豆を挽く作業はおしまいです。
続いて、エスプレッソマシンを使ってエスプレッソを抽出します。
アイスカフェモカを作ってみよう

カフェモカとカプチーノの違い
カフェモカ以外にもカプチーノが有名ですが、いずれもエスプレッソベースであることは同じです。
両方ともフォームドミルクを使用します。
違いは、カフェモカはカプチーノにチョコレートシロップを加えるということです。
ちなみにフォームドミルクとは、蒸気で温められながらふわふわに泡立ったミルクのことで、エスプレッソマシンやミルクフォーマーなどを使います。
カフェオレなどと同じ温かいミルクですが、火にかけるのではなく、泡が立たないように蒸気で温めたものを使います。
今回はチョコテイストのカフェモカを冷やして、アイスカフェモカを作ってみたいと思います。
用意するもの
今回用意した材料は下記のとおりです。
- グラインダーで挽いてタンピングしたフィルタフォルダー
- 牛乳(無調整で乳脂肪分3.5%以上がオススメ)
- ミルクジャグ
- メジャーカップ(あれば)
- 抽出用カップ(100均のものでOK)
- チョコレートシロップ
- ボウル
- 水と氷
具体的な作り方
先ほど紹介した、デロンギのディディカのエスプレッソマシンEC680BKを使った具体的な手順を紹介します。
続いて右横下にある電源ボタンで電源を入れます。
電源ボタンはグラインダーと同じ位置にあるので統一感があってとても使いやすいです。
2杯用で200〜250mlの牛乳をミルクジャグに注ぎます。
この時使用するミルクジャグは300mlの小さめのものを使いましょう。
580mlのような大きなサイズのミルクジャグは高さが邪魔をしてスチームノズルが奥まで届かないので注意してください。
スチームノズルに先ほど用意した牛乳の入ったミルクジャグを差込み、スチームつまみを開きます。
コツはミルクジャグの底から1、2cm浮かした位置にノズルの先端がくるよう意識してください。
決してミルクジャグの底に先端が当たらないようにしてください。
イメージは、ミルクジャグの中でミルクがかき混ぜられているよう意識しながら温めてください。
ミルクジャグの底を反対の手で支えながら、熱くて持てないくらいになるまで温めてください。
約20秒から30秒くらいです。
温まったらスチームつまみを元の位置に戻します。
テーブルの上などでミルクジャグを溢れないようにクルクル回したり、トントンしたりして気泡がなくなるようにしてください。
下がスチームミルク上がトロトロのフォームドミルクになっていればバッチリです。
次に温めたフォームドミルクが入ったミルクジャグを氷と水を入れたボウルにつけておきます。

冷やすことで、ミルクがシャバシャバにならず、エスプレッソの上にふんわり乗せることができます。
では早速エスプレッソを抽出します。
今回は2杯抽出するので、抽出口の下に透明の抽出用カップ(100均のものでOK)を2個並べます。
何故透明かというと抽出したエスプレッソの上にクレマがちゃんと乗っていることを確認するためです。
セットしたら中央の2杯抽出用のボタンを押します。
下の写真のように2杯のエスプレッソが抽出されます。
上に乗っているのがクレマですが、ちょっと泡っぽく薄いのがこのマシンの難点です。
クレマは焙煎したコーヒー豆の中に保存されていた主に二酸化炭素でできており、色合いは豆本来の色にもよっても変わります。ラテアートを作る場合はこのクレマの出来の良し悪しが重要なポイントになります。
このように、アイスカフェモカは5分から10分程度で作ることができます。
イメージがわかりにくいので、早送りの動画をアップしました。
まとめ
今回は、グラインダーとエスプレッソマシンを使ってアイスカフェモカを作り方を紹介しました。
スタバやコメダ珈琲などのカプチーノいいですが、自分で作ったカプチーノの味は格別です。
是非家カフェでもチャレンジしてみてください。
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