庭キャンプで自宅にいながらアウトドア気分を満喫!準備から楽しみ方まで完全ガイド

庭キャンプの始め方

アウトドア好きの方にとって、キャンプは最高のアクティビティのひとつです。

しかし、実際にキャンプに行くとなれば、準備や移動、宿泊費などのコストがかかりますし、急な体調不良やケガなど不安もつきものです。

最近は、コストを最小限に抑えつつ、より手軽に安心してアウトドア気分を満喫できる庭キャンプの人気が高まっています。

本記事では、庭キャンプの魅力や準備、楽しみ方、注意点について、完全ガイドとして紹介します。

目次

庭キャンプのおすすめポイント

ガーデンキャンプ

庭キャンプの魅力は、何と言ってもその手軽さと低コストで楽しめるところです。

ここでは、庭キャンプの魅力とおすすめポイントを紹介します。

手軽にアウトドア気分を味わえる

キャンプに行くためには、車やバイクなどの移動手段が必要ですが、庭キャンプなら自宅にいながらにしてアウトドア気分を味わうことができます。

家の庭やテラスで、デーキャンプを楽しんだり、テントを張って寝泊まりすることもできます。

また、夜にはキャンプファイヤーを楽しむこともできます。

事前準備にもあまり時間がかからないので、思い立ったらスグ始められるのも魅力です。

低コストで楽しめる

庭キャンプは、宿泊費や交通費を抑えることができるため、低コストで楽しめるのも魅力です。

道具類などのアウトドアグッズも、必要最低限のものから徐々に揃えていけるので、最初から多額の出費が必要になることもありません。

食材なども余ったら自宅の冷蔵庫で保存できるので、食品ロスも少なくてすみます。

安全面に配慮しやすい

庭キャンプは、通常のキャンプと比較して安全面に配慮しやすい点があります。

トイレやシャワー、キッチンなど必要な設備があるため、快適に過ごすことができます。

また、天候に左右されにくく、予期せぬトラブルが起こった場合にも安全に対処できる点も魅力です。

特に小さなお子さんがいる場合は、急な発熱や思わぬケガなど何が起こるかわかりませんが、自宅なら安心して楽しむことができます。

家族や友達も参加しやすい

通常のキャンプと比べ、家族や友達も参加しやすいのも特徴です。

時間単位でも参加もできるので、もし予定があっても、用事の前後に気軽に参加できます。

自分たちでテントを張ったり、アウトドア料理を楽しんだりすることで、より親睦を深めることができます。

また、自然と向き合うことで、家の中では得られないリラックス効果も期待できます。

キャンプのノウハウが蓄積される

本格的なキャンプを始めてみたいけど、準備面やコスト面で二の足を踏んでいる方も多いと思います。

庭キャンプでは、山や海でのキャンプのような自然とのふれあいは限定的ですが、楽しみ方にさほど違いはありません。

回を重ねることで、さまざまなキャンプのノウハウが蓄積されます。

まずは手軽な庭キャンプからスタートし、ある程度経験を積んでから本格的なキャンプに挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。

庭キャンプに必要なアイテム

ガーデンキャンプ

庭キャンプに必要なアイテムは、何を楽しむかや、就寝の有無によっても異なりますが、まずはデイキャンプで料理やドリンクを楽しむの場合を例に基本的なグッズを紹介します。

タープ

タープ

タープとは、防水性のある布地をフレームやロープで支持し、日除けや雨除けとして使うアウトドア用品です。

本格的なキャンプはもちろん、庭キャンプでも必須アイテムといえます。

タープは、様々な形状とサイズがあり、三角形、四角形、六角形、長方形などがあります。

一般的に、ポリエステルやナイロンの防水性のある生地が使われており、コーティングされているため、雨や水をはじいてくれます。

また、UVカット加工がされているものもあるため、日差しを遮ることができます。

アウトドア用品店やネット通販で購入することができます。

テーブル

テーブルもキャンプには欠かせないアイテムです。

アウトドアで使用する場合は、固定式のものではなく、折りたためるものが一般的です。

折りたたみ式のテーブルは、コンパクトに収納できるため持ち運びに便利です。

高さ調節ができたり脚部が折りたためるものが多く、設置や撤収も簡単です。

サイズもさまざまな種類があり、人数や用途に合わせて選ぶといいでしょう。

イス

キャンプチェア

アウトドア用のイスには、大きく3つの種類があります。

1. 折りたたみ式

折りたたみ式のチェアは、コンパクトに収納でき、設置や撤収が簡単です。

座面や背もたれがしっかりとしたものは、快適な座り心地が得られます。

また、カップホルダーやポケットがついているものもあるため便利に使えます。

2. ロッキングチェア

ロッキングチェアは、背もたれが斜めになり揺れることができるチェアです。

リラックスできるため、キャンプやアウトドアだけでなく、ベランダや庭でも使用することができます。

3. ビーチチェア

ビーチチェアは、背もたれが低く短い脚が付いているチェアです。

地面に近い位置で座るため、リラックス感が得られます。

コンパクトに折りたためるものもあるため、持ち運びにも便利です。

まずは、使い勝手のいい折りたたみ式のイスから揃えるのがおすすめです。

レジャーシート

レジャーシート

イスに座る場合は、あまり使わないかも知れませんが、レジャーシートが一枚あると何かと便利です。

特に小さいお子さんがいる方には、必須のアイテムです。

キャンプ用のレジャーシートには、ポリエステル製のものかキャンバス生地のものがおすすめです。

ポリエステル製は、軽量で持ち運びが簡単で防水性のものも多いです。

キャンバス生地は、丈夫で長持ちし、耐久性が高いため、野外での長期間の使用におすすめです。

また、縁が補強されていることが多いため破れにくいのも特徴です。

耐久性が高く、防水性のあるものを選ぶようにしましょう。

クーラーボックス

クーラーボックス

自宅の冷蔵庫を活用することもできますが、出し入れも不便ですし、人数が多い場合は入りきらない場合もあるのでクーラーボックスは準備するようにしましょう。

素材や容量の違いなどでさまざまなものがありますが、利用スタイルにあったものを準備してください。

あと、保冷剤も忘れずに準備しましょう。

ランタンなどの照明器具

ランタン

ランタンは、透明なガラスやプラスチックで作られた照明器具で、電気式のものと火を使うものなどがあります。

電気式の場合、ランプやLEDなどが使用され、電池やコードで電力を供給します。

火を使うタイプは、ガスや石油、ろうそくなどで炎を燃やし、光を発します。

はじめてランタンを購入する場合は、LEDランタンがおすすめです。

LEDランタンは、省エネで明るく、長寿命であるため、キャンプ初心者にはおすすめです。

明るさを調節できるものが多く、省電力で明るさを調整できるのが特徴です。

ガスランタンなどの火を使うタイプは、暖かみのある光が特徴で、こだわり派の方や雰囲気を味わいたい方にはいいと思います。

調理器具

調理器具

調理器具は作りたい料理によって異なりますが、鍋やフライパン、包丁、まな板、おたまやトング、ボウルなどは必須アイテムといえます。

自宅で使用しているものをそのまま流用することもできますが、すすがついたり焦げ付いたりすることもあるので、少しずつでも安価なキャンプ専用のものを用意するのがおすすめです。

また、調理は家の中で下準備しておくこともできますが、屋外でやったほうがキャンプの醍醐味を味わうことができます。

そのほかにも、カセットコンロやバーベキューグリル、バーナー、ケトルなど必要に応じて準備するようにしましょう。

食器・カトラリー類

食器

食器やカトラリーも、作る料理によって必要なものや数が異なります。

料理内容や参加人数に応じて準備しておきましょう。

食器やカトラリーに関しては、自宅のものと併用するのではなく、最初から割れにくく軽量なステンレスやプラスチック、シリコンなどの素材のものを準備するようにしましょう。

耐熱グローブまたは軍手

グローブ

耐熱グローブは、高温や火災などの熱源から手を保護するために使用されるグローブのことです。

バーベキューや焚き火など、火を取り扱う際には必須アイテムといえます。

耐熱グローブにはさまざまな素材がありますが、キャンプには繊維性のグローブがおすすめです。

比較的軽量で柔軟性があり、熱を逃がすことができるため、キャンプ作業には最適なグローブといえます。

もし耐熱グローブを準備できない場合は、必ず軍手を使用するようにしてください。

虫除けスプレー

言わずと知れた虫除けスプレーですが、虫が多い屋外では必須のアイテムです。

ただし、虫除けスプレーには肌に負担がかかる成分が含まれているため、使用前にラベルをよく読んで、注意点を守って使用するようにしてください。

子供やペットがいる場合には、別の対策も考えておくようにしましょう。

庭キャンプの楽しみ方

ガーデンキャンプ

庭キャンプでは、アイデア次第でさまざまな楽しみ方ができます。

日頃家の中で楽しんでいるものの中にも、工夫次第で屋外で楽しめるものもあるでしょう。

ここでは、屋外でしか楽しめないものや、屋内でも屋外でも楽しめるキャンプでは比較的定番の楽しみ方を5つ紹介します。

バーベキュー

バーベキュー

アウトドア料理では定番のバーベキューですが、調理しながらワイワイと食事を楽しめるため、特に人数の多い場合にはおすすめです。

バーベキューグリルで肉や野菜を焼いたり、キャンプストーブで料理をしたりなど本格キャンプさながらの雰囲気を味わうことができます。

バーベキューを楽しむためには、バーベキューグリルや七輪、炭などを準備する必要があります。

焚き火

焚き火

焚き火は、キャンプでは最高の楽しみ方の一つです。

焚き火の周りに座って、家族や友人と話をしたり、マシュマロを焼いたり、グリルで料理をしたりすることができます。

焚き火を眺めて、ボーっとした時間を過ごだけでもリラックス効果が得られるでしょう。

庭で焚き火をする際に必要なのが、まず焚き火台です。

焚き火台とは、焚き火をするために作られた器具で、通常は金属製または石製のものです。

焚き火台は、石やレンガで囲んだ場所など安全な場所で使うようにしましょう。

ほかにも、市販の薪や小枝、乾いた葉っぱ、木くずなどの燃料も必要となります。

自宅で焚き火を楽しむコツは、下記の記事でまとめています。

コーヒータイム

コーヒータイム

キャンプなどアウトドアで嗜むコーヒーは格別なものです。

自然に囲まれた環境の中で、朝日や鳥のさえずりとともに淹れたてのコーヒーを飲むだけで、自然と一体になった気分を味わうことができます。

普段は電動ミルや全自動のコーヒーメーカーを使っていたものを、手動のミルやハンドドリップに替えてみるだけで、コーヒーを淹れるプロセスそのものを楽しむことができるでしょう。

ゆったりと流れる時間の中で、豆の風味や味わいをじっくり堪能してみるのもいいと思います。

最近では、ミルやドリッパーなどアウトドア用のコーヒーグッズも多数販売されていますので、コーヒー好きの方はお気に入りの逸品を探してみてはいかがでしょうか。

読書・音楽

読書

もちろん屋内でも楽しめる読書や音楽ですが、アウトドアでは一味違った楽しみ方ができます。

もし庭にハンモックがあれば、その上で読書してみるのもいいですし、日陰でのんびり読むのもいいと思います。

音楽を聴く際は、Bluetoothスピーカーを用意するといいでしょう。

最近では、低価格で高品質なBluetoothスピーカーがたくさんあります。

気分があがる楽曲をみんなで聴くのもいいですし、静かな曲を聴きながらお昼寝するのもいいと思います。

もしギターやウクレレなどの楽器があれば、家族や友達の前でその腕前を披露するのもいいと思います。きっと団欒の時間を過ごすことができるでしょう。

天体観測

天体観測

もしナイトタイムもキャンプを楽しむのであれば、天体観測に挑戦してみるのもいいと思います。

普段自宅から夜空を見上げることはあまりないと思いますが、思わぬ天体を見つけることができるかも知れません。

特に小さなお子さんには、とても喜こばれるアクティビティです。

天体観測の際は、本やスマホアプリなどで星図を準備しておくと便利です。

最近は1万円程度でも高倍率の望遠鏡もありますので、庭キャンプをきっかけに探してみるのもいいかも知れません。

庭キャンプの注意点とトラブル回避法

ガーデンキャンプ
ガーデンキャンプの注意点

アイデア次第でさまざまな楽しみ方ができる庭キャンプですが、いくつか注意しなければいけないこともあります。

ここでは4つの注意点を紹介します。

火の用心

バーベキューや焚き火など、火を起こす場合は、周囲に燃えやすい物がないか確認しましょう。

とくに風が強い場合は火の粉が飛び散ることがありますので、風袋や防火シートを使うなどの対策をしておきましょう。

火を使わない場合でも、コンロの扱いには十分注意が必要です。

近隣への配慮

庭でキャンプをする場合、周囲の住民に迷惑がかからないように注意しましょう。

特に夜間は声や音が響きやすく、時間帯にも注意が必要です。

環境への配慮

自宅の庭に限らずですが、キャンプをする際には自然環境に配慮することが大切です。

自宅の庭であっても、生け垣や樹木などの植物には細心の注意を払いましょう。

食品の保管

食品の保管には十分な注意が必要です。

害獣や害虫が近づかないように、食品は密封容器に入れて保管しましょう。

特に夏場は、少しの時間であっても痛みやすいので、直射日光を避け日陰やクーラーボックスに保管するようにしましょう。

まとめ

今回は、庭キャンプの魅力や準備、楽しみ方、注意点について網羅的に紹介しました。

巣ごもり需要の高まりもあって、家カフェやテラスキャンプなど、新たなおうち時間の楽しみ方が増えています。

また、ワークライフバランスに対する意識の高まりもあって、よりプラーベートな時間を大切にする人や、QOL(生活の質)を重視する人も増えています。

毎日が充実し、心身が満たされた生活を送るためにも、これまで仕事に追われて諦めていた趣味や、本当に自分がやりたいことをもう一度考えてみるのもいいのではないでしょうか。

庭キャンプの始め方

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